流行りにうといわたしの日記
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Posted by まるひ。
 
[スポンサー広告
きみにしか聞こえない―CALLING YOU
きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)きみにしか聞こえない―CALLING YOU (角川スニーカー文庫)
(2001/05)
乙一

商品詳細を見る

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
私にはケイタイがない。友達が、いないから。でも本当は憧れてる。いつも友達とつながっている、幸福なクラスメイトたちに。「私はひとりぼっちなんだ」と確信する冬の日、とりとめなく空想をめぐらせていた、その時。美しい音が私の心に流れだした。それは世界のどこかで、私と同じさみしさを抱える少年からのSOSだった…。(「Calling You」)誰にもある一瞬の切実な想いを鮮やかに切りとる“切なさの達人”乙一。表題作のほか、2編を収録した珠玉の短編集。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

1.Calling You
なんて、やるせつない話だろう。(やる瀬ない+切ない=造語)
随所にちりばめられた涙腺攻撃用の伏線すべてにひっかかる。オチが何となく読めてきたあたりで、すごくソワソワ。でも「飛行機」がどうにかなるんじゃなかった。読みが甘くてごめんなさい。よっぽど乙一オチの方がやるせつなかったです。

2.傷
暴力を奮ってしまったことで特別学級に入れられた主人公と、ある事情で特別学級に編入してきた少年アサトとの出会い。アサトが持つ「人の傷を自分に移す能力」。「あってよかった!」な不思議能力者の話は数あれど、この設定は設定だけでもうやるせつなくって。
しかし、アサトが“美”少年だったことに深い意味はありますか・・・

3.華歌
終。の後のオチ(?)が理解できなくて消化不良気です。どういうコトなの・・・
とりあえず、首(頭?)in花は想像するとすごくあれです。(震)
昭和初期めいたレトロな雰囲気に退廃的な美しさがとても幻想的ですてき。
でも首がどうもホラー感たっぷりで上手く浸れません・・・(震)
スポンサーサイト
Posted by まるひ。
 
[★★★
MW
MW(ムウ) (1) (小学館文庫)MW(ムウ) (1) (小学館文庫)
(1995/02)
手塚 治虫

商品詳細を見る

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
<1巻>
銀行員として働く結城美知夫には、裏の顔があった。飽くことなく罪を重ね続け、複雑な関係にある、賀来神父のもとへ懺悔にゆく別の姿が!秘密毒ガス兵器“MW”を軸に、現代の科学万能主義にメスを入れる問題作。

<2巻>
誘拐魔として世間を脅かしながら、“MW”へ着実に近づいてゆく結城。だが、その間に法の手は彼に迫っていた!犯人を結城とにらんだ検察庁は、賀来神父に協力を求め、密告を勧める。はたして、賀来の運命の選択は!?

<3巻>
誘拐魔として世間を脅かしながら、“MW”へ着実に近づいてゆく結城。だが、その間に法の手は彼に迫っていた!犯人を結城とにらんだ検察庁は、賀来神父に協力を求め、密告を勧める。はたして、賀来の運命の選択は!?
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
#小学館文庫は上下巻

主人公の結城は10人中10人に「自分の周りにはいてほしくない」と思われるタイプのキャラクターですが美貌と知識を武器に自分の目的を遂げる悪女っぷりは見てて爽快で自分にできないことを平然とやってのける、そこにシビれる!あこがれるゥ!(ジョジョ真面目に見たことないんですけど)なんです。「その考え」を持つに至った理由を考えると嫌いにはなれないというのもありますが・・・

彼の行動全てを肯定は出来ないけど、それはあくまで自分が被害者という立場じゃないからで、もし自分がMWガスの被害に遭っていて「余命いくばくです」なんてことになったら、やはり結城と同じ復讐の道を選ぶよ・・・
もちろん万倍返しのお礼参りです・・・

結城と賀来の関係について結城の台詞に「あんたは、僕のただ一人の親友だ。僕を裏切らないでくれ。お願いだ」とあるんですよね。身体の関係はあっても“恋人”じゃなく“親友”なんだと妙に2人の関係の“名前”に納得です。互いだけの共犯者=依存という要素が大きく作用していたとしても、うん。愛はあったんじゃないかなぁ・・・
だって、賀来といるときの結城の表情って作り顔じゃなく素でここだけを切り取ると稀代の殺人者さえも可愛く思える。これらを意図して書き分けてただろう手塚治虫はすごいですよね・・・

何だか「・・・」の多い感想になっちゃいましたけど、総じて「・・・(考)」なテーマです。
Posted by まるひ。
 
[★★★
愛する源氏物語
愛する源氏物語 (文春文庫)愛する源氏物語 (文春文庫)
(2007/04)
俵 万智

商品詳細を見る

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
「源氏物語」には795首の和歌が登場する。ここぞ、というときの和歌は、恋のゆくえを左右する。心の結晶である和歌を、小石のように飛び越えてしまうのではなく、氷砂糖をなめるように味わったならば、源氏物語の世界はさらに豊かな表情を見せてくれるだろう。千年のときを超え、「万智訳」でよみがえる愛の物語。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

源氏物語は興味と苦手意識が共存する不思議な話です。気にはなるんだけど丸ごと味わってみようという気がしない。瀬戸内寂聴の「源氏物語」を読む気力はないけど大和和紀 の「あさきゆめみし(源氏物語)」は読めたというニュアンス。ボリュームの問題かな。。。

「愛する源氏物語」を読んで、紫の上の死後一年を綴った「幻の巻」の続きにあたる「雲隠の巻」がタイトルだけしか存在しないと知りました。読者にとって最愛の紫の上を失った光源氏が余生をどう生き死んでいったのかは、かなりの関心ごとだと思うんですよ。そこをあえて描かない紫式部のセンスにホント鳥肌。

言葉になっているのなら目で追って読むだけ。でも読むべき話しがないのなら自分で合間を補完しないといけない。そうなると、いままで読んだ話しを反芻する訳で・・・
何気ないシーンも切な悲しい仕様になってくるんですよ・・・

「雲隠の巻」をタイトルだけにしたことは紫式部のアイデアなのか後の時代の誰かがしたことなのか諸説あるらしいですが当時は本文も存在していて初版特典だったらと想像したら未完と同等またはそれ以上の歯がゆさでだけどちょっぴり面白い気がしました。

個人的にこの歌が好きでした。

日に近く移ればかはる世の中を行く末とほくたのみけるかな
紫の上

変わりゆく男女の仲とは知りながら行く末長くと信じていたよ
万智訳
Posted by まるひ。
 
[★★☆
それからはスープのことばかり考えて暮らした
それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)それからはスープのことばかり考えて暮らした (中公文庫)
(2009/09)
吉田 篤弘

商品詳細を見る

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
路面電車が走る町に越して来た青年が出会う人々。商店街のはずれのサンドイッチ店「トロワ」の店主と息子。アパートの屋根裏に住むマダム。隣町の映画館「月舟シネマ」のポップコーン売り。
銀幕の女優に恋をした青年は時をこえてひとりの女性とめぐり会う―。いくつもの人生がとけあった「名前のないスープ」をめぐる、ささやかであたたかい物語。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

素朴で綺麗な話でした。スープというタイトルがついていながら、こんな例えですが食べ物でイメージするなら「たまごぼーろ」が近いんじゃないかな。口に入れた途端にほろりと崩れてなくなってしまう。だけどほのかに残る素直で優しい甘さ。シンプルとはちょっと違う。素朴という言葉がピッタリに思えるそんな話でした。

主人公は絶賛失業中の青年大里くん。主人公が、「ある街」に越してきてから過ごす平々凡々な暮らしがゆっくりめにすすんでいきます。平凡という言葉には「つまらない」みたいなネガティブな響きを感じがちだけど、この話を読むと平凡さがかえって魅力的に思えるのが不思議です。

魅力といえば後に大里くんの新しい職場になる「3」の店主・安藤さんの仕事選びの思い切りのよさには、かなり見習いたいものがあります。

いわく、3つめの仕事、3度目の正直だから新しい仕事にサンド(ウィッチ)屋を選択。
店名“3”の由来には2重の意味があるらしく店主の名前が「安藤」だからアン ドゥ・・・で、次がトロワ。
Posted by まるひ。
 
[★★★
海馬
海馬―脳は疲れない (新潮文庫)海馬―脳は疲れない (新潮文庫)
(2005/06)
池谷 裕二、糸井 重里 他

商品詳細を見る

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
「自分の頭は十分に使われていない」と感じたことはありませんか?頭をうまく使えなかったゆえに、損な目に遭ってしまったこと、ありませんか?あなたの脳のチカラは生かされないまま眠っているかもしれません。どんな年齢であっても、「脳は使い尽くせる」と気づきさえすれば、才能はいくらでも伸ばすことができるのです。自分は「カシコくない」と思ってしまっている人、必読です!!
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
脳と記憶に関する、目からウロコの集中対談。いわく、「『もの忘れは老化のせい』は間違い」「30歳を過ぎてから頭は爆発的によくなる」―。記憶を司る部位である「海馬」をめぐる脳科学者・池谷裕二のユニークな発想と実証を、縦横無尽に広げていく糸井重里の見事なアプローチ。脳に対する知的好奇心を満たしつつ、むしろオトナの読者に生きる力を与えてくれる、人間賛歌に満ちた科学書。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

実はこの本、3冊も買っちゃってるんです。

1冊目は、会社の課題図書
2冊目は、元上司Nさんへのプレゼント
3冊目は、1冊目をお風呂本(※)にしたための買い直し

(※)購入時に気乗りでない本は、お風呂で読みつぶす習性を持っています。

3冊も買った理由は、「楽しめる本だから」よりも、「読むと楽になれる」という癒し本効果によるところが大きいかも。

自分の脳の出来に不思議さを感じる瞬間ないです?
「大事なことだから!」と、教わったのにすっかり忘れてる。とか・・・

でもこの本に、

“大人と子供の違いとして、もっとも大きな点は、「子供はまわりの世界に白紙のまま接するから、世界が輝いて見える。何に対しても慣れていないので、まわりの世界に対して興味を示すし、世界を知りたがる。だけど、大人になるとマンネリ化したような気になって、これは前に見たものだなと整理してしまう」というコトになるのだと思います。”

・・・とある訳です。

つまり、その人の言葉に輝きが見られなかった。と、
言葉に独創性が足りなかった。と、
そいうことですよ。

完全なる自己弁護です。すみません。すみません。
(大事なことのように2回謝っておきます)

この本ですが脳科学者の池谷裕二とコピーライターの糸井重里の会話で構成されている(対談形式)ため専門的な話しは順立て書いてあるのが好ましいという人には向かないかもしれません。

でも小難しいテーマっぽく見えるのは、あくまで「ぽい」だけでイラスト多めなところを抜きにしても気負わず読める専門書で個人的には星5つです。

第1章だけ目次を置いておきます。

‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
第一章 脳の導火線

1.生きるコトに慣れてはいけない
2.頭のいい人って、自分の好きな人かも?
3.一流といわれる人は、実は案外「おしゃべり」だぞ
4.ストッパーをはずすと可能性が広がる
5.刺激があるから生きられる
6.つながりを発見する能力
7.三十歳の誕生日は人生の縮図
8.脳の98%は眠っている
9.人間は眼に頼る
10.脳は死ぬまで休まない
11.はじめての体験
12.自分のいいように解釈をする脳
13.盲点を体感できる実験、お見せします
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

脳の稼働率は、どうしたって2%以上にはならないんだ!
・・・と、何となしに感じる安心感。
Posted by まるひ。
 
[★★★
| HOME | next
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。